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社会課題
「SNSに起因する子どもの性被害」
産学連携で取り組むプロジェクト

遊んで、学んで、
守れる社会を。

遊んで、学んで、守れる社会を

「性被害やっつけたるわファミかるた SNS編」登録6850523号
登録日2024/10/03

子どもを守るためのかるたが生まれました。

子どもの性被害防止というセンシティブで複雑な社会課題に向き合う
産学官地域連携の新しいプロジェクトデザインの形をご紹介します。

本活動はアイシンと立命館大学デザイン科学研究所の
包括的な連携活動の一環です。
参考サイト

「性被害やっつけたるわファミかるた SNS編」
  • 親子で向き合いづらい課題 イメージ画像
  • Problem親子で向き合いづらい課題

    「SNSに起因する子どもの性被害」という社会課題に対し、
    ⼦どもと⼤⼈が⼀緒になって⾃分事として考え、
    理解を深めていくことができるような、
    遊びを通じて、学べる場が必要であると考えました。

    かるたで学びの場を作る

Memberプロジェクト体制

「産学連携PBL(Project-Based Learning:課題解決型学習)」を通じて、

産学官地域が協働し、社会課題への解決と同時に、社会的インパクトの創出に挑む新しいプロジェクトデザイン

プロジェクトデザイン
プロジェクトデザイン

アイシン・立命館大学デザイン科学研究所
産学共同研究

産学両方の立場を持つ、大学院博士後期が設計・指導し、
子どもの感性に一番近いZ世代(大学生)がコンテンツを制作。
そのコンテンツを元に、アイシンがプロダクトを制作。

さらに、企業と大学、地元警察、自動車販売店、小学校などが有機的に結合し、
共創できる関係性を構築しました。

Collaboration産学連携PBLの取り組み

  • 2023.06

    プロジェクトスタート

  • 2023.07

    アイデアクリエーション→
    中間報告→
    プロトタイプ制作

    アイデアクリエーション風景

    • 現状把握→問題点と優先順位付け
    • アイシン職場見学、行政ヒアリング
    • 産学官地域連携の親子向けイベント運営協力(京都トヨタ自動車イベント)
    • 中間報告(新製品、新サービスの提案と方向性の決定)
    • かるたのプロトタイプ制作
  • 2023.10

    アンケート調査・分析→ブラッシュアップ

    立命館大学の地域イベント写真

    • 立命館大学の地域イベントで、プロトタイプを展示し、
      来場者アンケートを実施
    • アンケートまとめ・分析
    • 製品のブラッシュアップ
  • 2023.12

    最終報告会

    最終報告会写真

    • 立命館大学の学生からアイシンに最終発表を実施
    • かるたの制作が決定
  • 2024.03

    かるたが完成

    「性被害やっつけたるわファミかるた SNS編」

    • 「性被害やっつけたるわファミかるた SNS編」が完成
    • 商標を登録申請
  • 2024.05
    2024.09

    産学官地域連携のプレビューイベントを実施

    産官学地域連携のプレビューイベント写真

    • 大阪府茨木市と立命館大学の共催の地域イベントで、
      かるた大会を実施(5月)
    • 京都トヨタ自動車GRガレージ京都伏見の周年イベントで、
      かるた大会を開催(9月)
    • 大盛況のうちに終了

2024.10.16

スペシャルサイトオープン

ファミかるた

性被害やっつけたるわファミかるた
SNS編

大人も子どもも
みんなで楽しめるかるたです。
シリアスな題材を、深刻になりすぎず、
温かみを出す方法をZ世代で議論し、
オリジナルの読み句と絵を
手書きで完成させました。

Achievementsプロジェクト実績

  • グッドデザイン賞2024受賞
  • 「性被害やっつけたるわファミかるた SNS編」は、
    受賞カテゴリ「研究・開発手法:産学連携、産学連携PBL」において、
    「2024年度グッドデザイン賞」を受賞しました。

    グッドデザイン賞審査委員による評価コメント
    「子どもの性被害」というセンシティブで複雑な課題に対し、子どもたちが能動的に参加し、理解しやすい形で伝える手段を設計した点を評価した。啓発ポスターや読み物では、これほど多くの性犯罪のリスクを伝えることは難しかったと思われるが、カルタであれば時間と場を共有しながら、しっかりと情報に向き合い、複数の情報を集中しながら把握できる形式であるため、そのメリットも大きい。実際に子どもたちがこのカルタで遊びながら性被害について理解を深めていくことが何よりも重要であり、共同研究で終えることなく今後も継続した活動となることを期待したい。

    グッドデザイン賞ウェブサイトでの紹介ページ